(本)マンガでよくわかる エッセンシャル思考

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仕事は忙しい人に頼む、という会社員であればなんとなく身についているこのルール。

普通に考えると、暇そうな時間のある人にお願いすべきではと思ってしまいますが、「仕事はできる人に集中する」という暗黙(強制?)のルールみたいなものがあり、

仕事ができる人にお願いすると、短期できちんとしたアウトプットが出てくる

→みんなそれに気がつき始めると、ある人に仕事が集中する

→それでもちゃんとしたアウトプットが出てくるから・・・

というループが形成されるという仕組み。

会社員生活が10年を超えた自分、これが身にしみてわかります(と言っても、自分は忙しくない(爆))。

 

一方で、こんな忙しい人も充実感は感じるでしょうが、その人にとっての時間の使い方、強みの強化という観点では、本当にそれで良いか?を問う必要があるかと思います。器用貧乏になる可能性と表裏一体だからです。

そんな、忙しいんだけど自分が何をしたいのか・すべきなのかわからない。

どうしたら今の状況から脱することができるのかがわからない。

そんな人に手に取ってほしい一冊です。

概要、メモしておきますので、ご参考まで。箇条書きの部分が本書の抜粋、その下のメモは個人の感想です。

 

●成功した企業が失敗する主な原因は規律なき拡大路線に陥ってしまうこと

 仕事でも何でも屋になってしまうと、評判は良くなるかもしれないが失敗しがち。軸がなく、繁忙感が募る。本当に大事なことに時間が割けない。

 スポーツの世界に当てはめてみても、稀に大谷翔平のような怪物は現れるが、活躍した人の多くは本質に時間をたくさん割いたもの。

 人生全体を通してみても、あれもこれもと手を出すと、結局何がしたかった?となる可能性があり、注意が必要。

 

●正しいことを、正しい時に、正しい方法でやる。

 自分は何が好きか?自分は何が一番得意か?世の中の大きなニーズに貢献んできるのは何か?を問う。

 特に仕事なんかは、与えられたタイミングで、好き嫌いに関わらずやるというパターンに陥りがち。

 ただ、誰もやりたがらない仕事もあるわけで、そこの棲み分けはどうするか?

 

ニュートンの2年間、ビルゲイツの毎年の一週間のように、考える時間を作ってみる。長時間が厳しいなら、短時間でもいい。

 この時間がないからこそ、外からの情報に流されてしまいがち。

 自分と向き合う時間は何歳になっても大事。

 

●90点ルール:自分の基準として90点以上でやりたいと思うことのみやる。それ以外は捨てる。

 

●集中する クロノス(客観的時間)とカイロス(主観的時間)のうち、カイロスを大事にする。

 ①今何が重要かを考える

 ②未来を頭の中に抱えない、紙に書き出す。

 ③優先順位をつけてやるべきことからやっていく